オリジン(上)(下)

ダン・ブラウンの新作はラングドンシリーズ。もはやダン・ブラウン=ラングドンシリーズという事で新鮮味がないようですが、だんだんと身近になってきたとも言えるでしょう。実際に読んでみて、レイモンドチャンドラーのフィリップマーロウのような、東野圭吾の探偵ガリレオのような安定感を感じました。

今回はダン・ブラウンの新作「オリジン」の感想をネタバレ無しで”、書いていきます。

 

 

ラングドンシリーズ

ダヴィンチコード」の特大ヒットで、このシリーズを知った人も多いと思います。実際にはその前の「天使と悪魔」からの連作をラングドンシリーズとしており、主人公はご存知ハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン。毎回、宗教や美術に関連する事件に巻き込まれ、美女と一緒に逃げながら解決するというお決まりのシリーズではありますが、それがなんとも心地いい。「ダヴィンチコード」の衝撃が大きすぎて、毎回、どんな謎が待っているんだろう?と期待している部分もあるのですが、もう同じ流れの連作が多く続いて、007のような安定した領域に入ってきたとも言えます。

誰でも知っている芸術作品をあげつつ、マイナーなものも出てきたりで、知的好奇心をくすぐられる側面もあります。

 

 

今回の舞台はスペイン

ガウディのサグラダファミリアがデーンと書かれている表紙を見ても分かる通り、今回の舞台はスペインです。スペインってあまり美術品があるイメージがなかったのですが、あるんですねぇ。スペインに旅行で行く予定のある方は、行く前かその機内でこの小説を読んでいくのもいいかもしれません。実際に僕も以前フランスのパリに行く前に「ダヴィンチコード」を読んだら、観光地に対する興味も大きくなりますし、小説のイメージも鮮明になります。ダン・ブラウンのラングドンシリーズには、そういった楽しみ方もあると言えます。

 

 

科学と宗教

今回はネタバレ無しで書いているので、本編には極力触れませんが、今回のテーマは「我々はどこから来たのか、どこへ行くのか」。ゴーギャンの絵にある主題がテーマです。それに対し、どんな結論が用意されているのか。オリジンというタイトルですが未来の話まで出てくるので、今までのラングドンシリーズのような歴史を紐解いていくだけではなく、今後を想像する機会もあります。実際に想像しながら読んでみるのも楽しいかと思います。

シリーズに愛着をもって、気軽に読める本だと思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

元シンガポール在住のエンジニア。趣味は旅行と、本を読むことと、走ることと、ヨガと、サーフィンと、音楽を聞くことと、カメラと。。。何かに依存せずに自分を持っている人を尊敬します。